
Webinar
NGSライブラリー調製の画期的な新規ツールのご紹介
日時
2025年10月24日(金) 15:00-16:00 JST
演者
齊藤 拓哉
プライムテック株式会社 研究支援部
次世代シーケンサー(NGS)を用いた解析には、全ゲノムシーケンス(WGS)、RNA-seqをはじめとする多様なアプリケーションが存在します。こうしたNGS実験の成功のカギは、ライブラリーの品質にあることが広く知られています。
特にホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体由来のDNA/RNAのように、量や品質にばらつきの大きいサンプルを扱う場合、ライブラリー調製の難易度は格段に高まります。
本セミナーでご紹介する n6 Tec社製 iconPCR™ は、これらの課題を根本的に解決する、世界初の革新的技術を搭載したサーマルサイクラーです。
【特長】
-
ウェルごとのサーマルサイクリング個別制御
96個の独立制御可能な熱電素子を搭載し、96ウェルそれぞれを個別に温度制御できます。これにより、サンプルごとに最適なサーマルサイクリングが可能となります。 -
ノーマライゼーションの全自動化
独自の AutoNorm™( オートノーマライゼーション) 機能を搭載。蛍光検出によりPCRをリアルタイムモニタリングし、最適なサイクル数で増幅を停止します。これにより、PCRと同時にノーマライゼーションが実現し、過剰増幅や過少増幅のリスクを防止します。 -
ワークフローの劇的な効率化
サンプルごとに最適なサイクル数で増幅できるため、インプット量や品質の異なるサンプルを同一プレート上で同時にPCR可能です。さらに、手動でのノーマライゼーションが不要となり、プーリング後にSPRIクリーンアップを行うだけで次工程へ進めます。これらの効果により、従来のNGSワークフローと比べて最大50%の作業時間削減を実現します。