Webinar
糖尿病・肥満とミトコンドリア呼吸の関係性
~Agilent Seahorse XFを用いた培養細胞と生体組織の代謝測定~
日時
2025年11月12日(水
) 15:00-16:00 JST
演者
野口 剣悟
プライムテック株式会社 研究支援部
概要
糖尿病や肥満は過剰な糖や脂質が蓄積することによってミトコンドリア内の電子伝達系で活性酸素種(ROS)量が増加し、ミトコンドリア損傷を引き起こします。その結果、細胞内のミトコンドリア呼吸能力が低下することによってATP産生率の低下やインスリン抵抗性を引き起こし、エネルギー代謝の異常が発生します。
糖尿病や肥満とミトコンドリア機能の関係性が初めて報告されたのは2002年の研究です。この論文では2型糖尿病と骨格筋のミトコンドリア機能比較が報告され、以後、2005年には2型糖尿病におけるミトコンドリア機能不全のメカニズムが考察されました。その後、2006年以降はSeahorse XFの登場によって糖尿病・肥満におけるミトコンドリア機能研究が加速的に発展しました。
現在、Seahorse XFは生細胞を用いてミトコンドリア機能を測定する際のゴールドスタンダードとして多くの方々にご使用いただいています。中には培養細胞だけでなく解剖学的意義を保った組織の状態での測定をご希望される方もいらっしゃいます。Agilent社はこの要望を受けて最新機種であるXF Flexの販売を開始しました。本装置を用いることによって従来は困難とされていた組織の代謝測定が高感度・高精度で測定できるようになりました。
本ウェビナーでは、Seahorse XFがどのように糖尿病・肥満研究に用いられているか、XF Flexが組織の代謝測定において従来機種と比べて何が優れているかを論文事例・社内検証例(脂肪組織)を用いてご紹介させていただきます。
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※同業他社様、個人の方のご参加は原則お断りさせていただきます。
ご紹介製品
細胞外フラックスアナライザー XF Series
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