


プライムテック株式会社・メディフォード株式会社共催Webinar
Vevo F2 による実践小動物エコー:
TAC誘発マウス心不全モデルの計測手順と最新評価
日時
2025年10月2日(木) 15:30-16:30 JST
15:30-15:32 | 開始のご挨拶・ご案内 |
15:32-15:47 | [演題1] プライムテック発表(15分) 『小動物エコーの実際 』 |
15:47-16:07 | [演題2]メディフォード発表(20分) 『Vevo F2を用いたマウス大動脈弓狭窄(TAC:transverse aortic constriction)モデルの評価事例』 |
16:07-16:27 | [演題3]パネルディスカッション・Q&A (20分) |
16:27-16:30 | 終了のご挨拶・ご案内 |
『小動物エコーの実際』
演者:水流 功春
プライムテック株式会社 研究支援部 部長
導入として、最新の実験動物用超音波高解像度イメージングシステムVevo F2 (Fujifilm Visualsonics社製)の性能仕様と適用領域、典型的な実験ワークフローをご紹介いたします。
『Vevo F2を用いたマウス大動脈弓狭窄(TAC:transverse aortic constriction)モデルの評価事例』
演者:真壁 大地
メディフォード株式会社
創薬イノベーションセンター
研究第1ユニット 中枢・循環薬理グループ
近年,Vevo F2のような高解像度・高時間分解能を有する超音波イメージング機器が開発されたことにより,マウス冠動脈などの微小な血流を評価することが可能となっています.これにより,冠動脈血流を必要に応じて増加させる能力の指標である,冠血流予備能(CFR:coronary flow reserve)の定量が可能となり,冠動脈機能低下や冠微小循環障害など評価可能な疾患が拡大しています.
大動脈弓狭窄モデルは,大動脈弓を外科的に狭窄させることで,左心室に圧負荷を発生させ心不全を誘導する代表的な心不全モデルですが,従来のエコーでは左心室収縮機能の低下,心筋の肥大や心室の拡張などの項目しか測定できませんでした.しかし,Vevo F2では左心室前壁に血液を供給する冠動脈,左前下行枝の血流速度が測定可能となり,大動脈弓狭窄モデルにおいてCFRの低下を評価できることが報告されています.
本ウェビナーでは,マウス大動脈弓狭窄モデルの冠動脈血流速度を測定し,CFRを経時的に評価した事例についてご紹介します.また,モデル作製後の大動脈弓における血流や左心室の心筋運動をGlobal longitudinal strainにより評価した事例についても,あわせてご紹介いたします.
『パネルディスカッション・Q&A』
メディフォード(株)真壁大地先生のご発表内容について、実験手技やモデル動物ならではのナレッジをプライムテック(株)水流功春がインタビューし討論いたします。
またウェビナー中にいただいたご参加者様からのご質問に対する質疑応答を行います。