シングルセル全ゲノム・マルチオミクス解析の最新手法:ResolveDNA®・ResolveOME™で細胞不均一性を高解像度に読み解く

日時
2026年4月10日(金) 15:00-16:00 JST

演者
LI JIAQI(リ ジャチ)
プライムテック株式会社 バイオ試薬ソリューション部


タイトル

シングルセル全ゲノム・マルチオミクス解析の最新手法:ResolveDNA®・
ResolveOME™で細胞不均一性を高解像度に読み解く

要旨

シングルセルレベルで細胞不均一性を正確に捉えるためには、高精度なシングルセル全ゲノム解析が不可欠です。しかし、従来の全ゲノム増幅(WGA)法では、カバレッジの不均一性や増幅バイアスが課題とされてきました。また、全ゲノムシーケンスに基づくマルチオミクス解析は、プロトコルの複雑性や標的領域の制限により応用範囲が限られています。これらの課題を克服することで、組織内の遺伝的多様性の精密な解析や、より高精度なシングルセル遺伝子型解析を可能にし、基礎研究からトランスレーショナルリサーチに至るまで新たな展開をもたらすことが期待されます。

本ウェビナーでは、まず、BioSkryb Genomicsが開発した最新技術Primary Template-Directed Amplification(PTA)を基盤とする「ResolveDNA®」をご紹介します。本技術は、単一細胞ゲノムの95%以上を高い再現性で取得可能であり、従来法と比較し、均一性とカバレッジが大幅に向上しています。これにより、バリアントコールの前例のない感度および精度を実現します。

次に、mRNA逆転写・増幅技術とPTA法を組み合わせて開発された「ResolveOME™」をご紹介します。本技術は専用プラットフォームを必要とせず、単一細胞における全ゲノムおよび全トランスクリプトームの解析を同時に実現します。細胞ごとのゲノム変異、遺伝子発現など転写情報、さらには表面タンパク質のシグネチャーを包括的に解明することが可能です。本講演では、ResolveOME™を用いた統合解析ワークフローと、主要なデータ品質指標についてご紹介します。

最後に、ResolveOME™を用いて、乳管内癌(DCIS)から浸潤性乳管癌(IDC)への進展過程に着目したマルチオミクス解析をご紹介します。DCISおよびIDC患者腫瘍生検由来のシングルセル解析で、細胞不均一性のゲノム基盤および転写レベル情報、変異細胞の表面タンパク質パターンを同時に明らかにした研究例を解説します。この最新技術により、疾患組織における不均一性や、疾患の進展を駆動する細胞クローンの高精度かつ高解像度な理解が可能になり、将来的な治療介入戦略への応用の可能性を示します。


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